令和4年度 環境省モデル事業実施と報告書について

2023.2.22

食品ロスリボーンセンターでは、令和4年度 地方公共団体及び事業者等による食品廃棄ゼロエリア創出の推進モデル事業「災害備蓄食品の中で液体ミルクをトリガーにする食品ロス問題解決の取組み」として、下記の5つの事業を行いました。


千葉県富津市・株式会社明治の協力を得て、実際に自治体倉庫での備蓄から市内でのリデュース検証を行うことができました。

①液体ミルクの自治体(又は福祉施設)備蓄必要数量の算定
②ミルクの保存性についての試験を実施
③備蓄実証エリアでのリデュースの可能性
④備蓄実証エリアでのリサイクルの可能性
⑤事業報告による行動変容確認

【本モデル事業のポイント】

環境省の支援を受け、令和4年度に千葉県富津市の協力を得てモデル事業を実施しました。

本モデル事業では、富津市で備蓄が必要と思われる量(1,440本)の液体ミルクを倉庫で保管し、その後、給食等の材料としてすべて使い切ることができました。

<主なポイント>

  • 夏季を含む3カ月間、倉庫で備蓄を行った液体ミルクでも、食味に大きな影響はありませんでした。官能試験で合格点(5点中4点以上)を獲得。
  • 備蓄した液体ミルクを入れ替える際には、市内の調理施設にそれらの液体ミルクを配布することで、液体ミルクを廃棄せずに使いきることができる見込みが立ちました。
  • 本モデル事業に参加した調理施設からは、配布した液体ミルクを料理(グラタン等)の材料として利用できた旨のコメントや、継続的に液体ミルクの活用に取り組む意向が確認されました。

こちらの事業報告については、アンケートに回答いただいた方にデータで配布しております。

主に自治体の方を対象としたアンケートとなっていますが、ご興味がありましたらご参加ください。

詳しくは「液体ミルクの備蓄推進」のページもご覧ください。

お問い合わせ
備蓄食品の活用をご検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。