みんなでつなぐ命のサイクル『エコフィード普及事業』

みんなでつなぐ命のサイクルエコフィード普及事業

エコフィードの普及について

食品ロス・リボーンセンターでは食品ロスを利用して作られる牛や豚や鶏のエサエコフィードを推進しています。

エコフィードとは何か皆さんに知っていただき、エコフィードを通じた食品ロスの削減と食の循環が広がるよう普及活動を行っています。

エコフィードとは

エコフィードとは、“環境にやさしい(ecological)” や “節約する(economical)” などの意味の“エコ(eco)” と、“飼料/エサ (feed)” を合わせた造語です。工場などで食品を作る過程で出る副産物やくず、食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」などを指します。リサイクル飼料ともいいます。

<資料はこちら>

エコフィードとは(日本語版)
日本語版
エコフィードとは(英語版)
英語版
持続可能な循環型社会の実現 多種多様なセクターを見える化で繋ぐ

エコフィードと食育事業

食品ロス・リボーンセンターでは、備蓄食品の活用をきっかけに栄養士さんの協力で、2017年より学校給食での「食育」をはじめました。2020年からはエコフィードで育った豚肉を学校給食で提供し、エコフィードを活用した食品ロスゼロへの取り組みをテーマとした食育活動を展開しています。
私たちは様々なコンテンツを揃えて、子供たちに食品ロスの問題や資源循環について学ぶ機会を提供しています。

①出前授業
2024年度から、食育のエキスパートである藤本勇二先生(武庫川女子大学教育学部教育学科准教授)による出前授業を相模原市の小学校2校で実施しました。食品ロスの問題について学べるデジタル教材や動画を活用して、多くの子供たちに楽しく学べる授業を展開しています。

出前授業
出前授業を受けた子どもたちの声

<デジタル教材>
「“ろすのん”はどうして泣いているのかな?」

<デジタル教材>「“ろすのん”はどうして泣いているのかな?」

「ろすのん」は、食品ロス削減のシンボルマークです。この教材は5つの章で構成されており、ろすのんが泣いている理由を解決するために、子どもたちが興味のあるページから学べる内容になっています。クイズや動画も取り入れられており、学校や家庭で周りの人と楽しみながら食品ロスについて理解を深められる教材です。

②動画コンテンツ

フードエコロジーセンター様、江戸屋養豚場様のご協力の元、エコフィードができるまでの過程や畜産農家でエコフィードがどのように活用されているのかを小学生でも分かりやすくまとめた動画を制作しました。

③紙の教材

2021年度より、エコフィードを通して食の循環とSDGsを学ぶ教材として食育のエキスパートである藤本勇二先生(武庫川女子大学教育学部教育学科准教授)に監修を依頼し、教材(A4版 12ページ)と教材の活用動画を制作しました。
教材の活用動画では、押しつけでない自発的な学びをひきだす食育の進め方やエコフィードを取り上げることで、子どもたちにとって身近で理解しやすい食品ロスから環境問題へ視野を広げ、課題に取り組む人々の活動から地域やキャリア教育へ広げていく活用の仕方などをお話いただいています。
生徒さんたちの積極的な授業への参加を促すデジタル教材の骨格となった教材です。

<紙の教材>
「“ろすのん”はどうして泣いているのかな?」

<紙の教材> 「“ろすのん”はどうして泣いているのかな?」
教材について(「ろすのん」はどうして泣いているのかな?)

小学生向けの食品ロスの教材である「ろすのん」はどうして泣いているのかな?」を制作する上で大切にした考え方、目指したことを監修者の藤本先生にご説明いただきました。

教材各ページの活用(「ろすのん」はどうして泣いているのかな?)

食品ロスの教材「ろすのんはどうして泣いているのかな?」各ページについて、学校や各家庭での活用の仕方をご説明いただきました。

④食育セミナー

・食育実践セミナー
セミナーでは、藤本先生の講演や食育の実践例やエコフィードに関わる事業者の方を交えたパネルディスカッションなど、関心・理解を深めるとともに実践に役立つ内容で、エコフィード・食品ロス問題に取り組みたいと考える方たちをサポートし、共感を広げることを目的としています。

食育実践セミナー

⑤工場見学

・オンライン
親子向けにはエコフィードを製造するリサイクル工場のオンライン工場見学も開催し、エコフィードと食品ロスの問題について、ご家庭でも話題にする機会につなげています。

オンライン工場見学

・バスツアー
親子で参加できるバスツアーを企画しました。このツアーでは、食品ロスゼロを目指すSDGs先進都市・相模原市のリサイクル施設を見学し、地域の取り組みを体感します。食品ロスを減らすためのヒントやきっかけを見つけることが目的です。

バスツアー

農林水産省「飼料化事業者の持続的な原料確保の促進及び差別化畜産物の流通・販売に係る普及事業」

エコフィードの普及啓発事業は農林水産省の「飼料化事業者の持続的な原料確保の促進及び差別化畜産物の流通・販売に係る普及事業」により実施されてきました。

実施事業の内容や成果についてはこちらの報告書をご覧ください。

  • 令和5年度(2023年度)報告書
  • 令和4年度(2022年度)報告書
  • 令和3年度(2021年度)報告書

    令和3年度報告書

    12.37 MB
  • 令和2年度(2020年度)報告書
  • 令和元年度(2019年度)報告書

    令和元年度(2019年度)報告書

    3.04 MB

エコフィードを支える人々

食品排出事業者の方、リサイクラー、畜産業者の方、学校関係者の方々など、食品ロスの問題やエコフィードの活用に取り組む活動を紹介していきます。

準備中

エコフィードに関心を持っていただいた方へ

食育に関するコミュニティを開設予定です。

ご興味のある方はお問合せフォームからご連絡ください。

リサイクラーや畜産農家の方、小売業の方、エコフォードやエコフィードの豚肉を取り扱いたいといった相談がありましたらご連絡ください。

エコフィードの食育に関心のある方

教材をご希望の方はこちらのフォームからお問合せください。

お問合せ

備蓄食品の活用をご検討されている方は、ぜひお気軽にお問合わせください。